医療機器営業に向いている人の特徴とは？

医療機器営業の仕事をするには専門的な知識やスキルが必要ですが、こういったものは入社後の研修等で習得することが可能です。そのため、専門性が高く高収入でありながら、未経験でも適性があればチャレンジできる仕事なのです。

では、どのような人が、医療機器営業に適性があると言えるのでしょうか？以下に、医療機器営業に向いている人の特徴をいくつか挙げました。

前向きに勉強ができる

医療機器営業の仕事をするうえで欠かせないのが、自社製品に関する深い知識や、日々進歩している医療業界の新しい情報です。こうした知識・情報を、顧客となる医師や看護師にきちんと説明し、わかりやすく伝えなければなりません。そのため、常に勉強をして新しい情報をインプットしていく必要があるのはもちろんのこと、わかりやすく伝えるためのアウトプット練習も重要です。

こうした理由から、仕事をしながら日々勉強や練習にも取り組める人は医療機器営業に向いていると言えるでしょう。また新しい技術や情報に興味がある人も向いていると言えます。

体力に自信がある

医療機器営業の仕事では、病院をはじめとした医療機関を訪問する“外回り”が多く発生します。また、忙しい医師のスケジュールに合わせて動いたり、オペや機器搬入に立ち会ったりすることもあり、勤務時間が不規則になることも少なくありません。

そのため、体力に自信がある人の方が、医療機器営業には向いていると言えるでしょう。なお、体力は、モチベーションや集中力を維持するのにも重要となるものです。

人の役に立つ仕事にやりがいを感じる

医療機器営業は、たくさんの患者様の治療に貢献ができる仕事です。自分が扱っている医療機器が、誰かの健康や命を守ることにつながるのです。

そのため、「誰かの役に立つ仕事がしたい」「仕事で社会に貢献したい」といった気持ちを持っている人は、やりがいを持って医療機器営業の仕事に取り組むことができるでしょう。

話をするのが好き

医療機器営業の仕事は、常に人と関わる仕事です。自分の扱う医療機器を採用してもらうための営業活動においてはもちろんのこと、採用してもらった後も、搬入時の対応やオペの立ち会いなどさまざまな場面で医療従事者たちと接します。

そのため、人とコミュニケーションをとるのが苦でない人の方が医療機器営業の仕事には向いていると言えるでしょう。

医療機器営業で求められるスキル

医療機器営業の仕事をするうえで、以下に挙げるスキルは欠かせないものです。ただし、専門知識などは入社後の研修で習得できるため、下記スキルが揃ってないからといって諦める必要はありません。重要なのは、経験や専門知識よりも、上で紹介した適性があるかどうかだということを頭に入れておきましょう。

医療知識

医療機器営業で取り扱う製品について正しく深く理解するには、関連する疾患について、さらにはその診断・治療についての専門知識も持っていることが重要です。また、ある程度の専門知識を備えていることで、医師や臨床工学技士、看護師といった医療従事者とのコミュニケーションもとりやすくなります。

未経験者でも入社後に受ける研修や実際の業務のなかで身に付けていくことができますが、転職を決意したら、早めに準備を始める方が良いでしょう。

コミュニケーションスキル

顧客となる医療従事者たちと信頼関係を構築するためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。その時々の状況に応じた適切なアプローチが行えることが重要です。 たとえば、新しい機器の導入後に、マニュアルではわかりづらい操作方法について自らが的確かつ短時間に伝えるといった対応は、信頼の獲得につながります。

普通自動車運転免許

医療機器営業では、車移動が必要な、アクセスの悪い医療機関を訪問することも珍しくありません。

そのため、車の運転免許は取得しておいたほうが無難でしょう。

現役の医療機器営業パーソンが回答!

医療機器営業職で働く上で、特に重要だと感じる個人の資質とは？

医療機器営業 Kさん

信頼構築力！

医療機器営業職で働く上で、特に重要だと感じる個人の資質は『信頼構築力』だと思います。医療現場の専門家と対等にコミュニケーションを取り、製品や技術の詳細を正確に伝えつつ、時には一歩踏み込んだ提案だったり代替案も提示することが重要な要素かと感じております。

医療機器営業 Nさん

相談する能力

相談する能力は重要だと思います。会社にもよると思いますが、研修空けたら個人で活動するプロジェクトも多いと思います。そのような環境下で営業活動をおこなっていくなかでうまくいかなかったときになぜうまくいかなかったのか、先輩方ならどのようなアプローチをするかなど相談してみることが重要だと思います。その活動が結果的に上司の評価につながったり、なにより自分自身の成長につながると思います。

コミュニケーションスキルをあげる方も多数

• 顧客とのコミュニケーション能力だと思います。正確さ、スピード、信頼関係を構築し、相手から必要と思われる人材になれることです。(Kさん)
• 傾聴力に重きを置いたコミュニケーション力(Kさん)
• 医療関係者とのコミュニケーションを大切にすることと思います。(Iさん)
• クライアントが扱う製品のユーザーだけではなく、部長、技師長、他の担当者ともコミュニケーションを取っておくことが重要だと感じます。(Mさん)
• コミュニケーション能力と聞く力だと思います。提案ではなく先方のニーズを聞き出しそ手に対してのアプローチが重要になります。(Iさん)
• インタビュー力と距離感だと思います。(Nさん)
• 社内外問わず人間関係・信頼関係の構築のために、相手目線で話せる事が基本だと感じます。(Mさん)

製品への理解力・戦略・継続できる力

• 製品の理解力と貢献度(Mさん)
• コミュニケーション力は勿論ですが、とにかく活動をし続けて戦略を練っていくこを繰り返すことだと思います。(Iさん)
• 仮説を考えて、商談に繋げることだと思います。性格的なところでは、素直になることだと思います。(Wさん)
• 強い倫理観と責任感です。命に関わる仕事だという信念にそぐわない様に心がけ行動する資質が必要だと思います。(Bさん)

相手のことを理解する力

• レスポンスの速さと相手のニーズを正確に把握する理解力が重要だと考えております。(Sさん)
• 医療機器に限った話ではありませんが、先方のニーズを聞く、また創出する力であると考えます。(Uさん)
• 顧客側の立場になって考えることをできるかどうかが信頼を生むポイントだと考える。(Sさん)
• 信頼関係の構築だと思います。信頼を得るため訪問しコミュニケーションを取ると同時に知識習得のため継続して学び続けることが必要だと思います。(Kさん)

メディカルキャリア編集チーム

医療機器営業は、その専門性から得られるスキルが豊富なことなど、魅力の多い仕事です

医療機器営業職に求められる資質は、多岐にわたるものの、共通して挙げられるのは「信頼構築力」「傾聴力」「コミュニケーション能力」です。顧客との信頼関係を築くことで、専門的なニーズを理解し、適切な提案を行うことが可能になります。また、先方の意見を聞き出し、深く理解する傾聴力や、迅速かつ正確な対応が信頼を強化します。これらの能力を持ちつつ、継続的に学び成長する姿勢が、命に関わるこの分野で成功する営業の担当者の基盤となると言えます。

仕事をしながら、医療に関する知識やプレゼンテーションのスキル、問題解決力など、多くのスキルを身つきながら成長することができる医療機器営業という仕事。未経験者でも、入社後の研修や実務スキルを磨き、活躍できるチャンスがあるので、医療に興味があり、人々の健康や命を支える仕事をしたい、貢献したいと考えている人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

当メディア「メディカルキャリア」では、未経験からでも医療機器営業として働ける企業を紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。

未経験からでも医療機器営業として働ける企業について詳しく